加納晃ブログ

企業やメディアの真実隠しは国民の判断を誤らせます。これに無関心でいると日本は現在の欧米のように混乱の社会に突入します。善良なる国民であれば、もうこれ以上無関心を装うことはできません。

村上宗嗣氏のブログより

"お金ゴロゴロ"

今回の重要なポイントは2つです。

1つ目は、害にしかならないネガティブな愚痴を

お金に換金してしまう方法

2つ目は、奴隷の如くこき使われている

下請け会社が一発逆転する方法…

多くの人が「下請けは辛い」と言います。

一般的に下請け(したうけ)とは

元請け(もとうけ)が引き受けた仕事を

それよりも安い金額で行う会社の事です。

下請けと呼ばれる会社の多くは

自分達で仕事を取ってきたり

お客さんを集める事ができません。

そのため、仕事を回してくれる元請け会社に

奴隷のように使われてしまうケースがよく

あるそうです。

「次の仕事が回ってこなくなったら困るから」

という理由で、赤字でも仕事を行ったり

「無理な納期を押し付けられ何日も徹夜」

という事も珍しくないそうです。

そんな中、下請けを見事脱出して

成功している会社があります。

下請け脱出:http://www.azuma-kako.co.jp/

イスやソファーを張り替える会社です。

引っ越しや新築のお祝いに椅子やソファーを

購入する事があると思います。

「記念で購入したイスやソファーは

思い入れがあり中々捨てづらい」

でも、「ボロボロで汚いから捨てたい」

という矛盾の声を拾い上げて

彼らは大成功をおさめました。

もともと上記の会社は大手イス会社の

修理などの下請けをやっていました。

しかしある日『リメイク』の需要に気が付き

下請けを辞め自分達で商売を始めました。

そして大成功し、メディアからたくさんの

取材を受けるような会社になりました。

なぜこの下請け会社が成功したのか?

重要なポイントは

『インターネット』 の存在です。

2000年頃までのビジネスの世界は

『大手がお客様を見つけて下請けに仕事を回す』

という図式が当たり前でした。

しかしインターネットが当たり前になった今では

小さい会社や個人がダイレクトにお客様を見つけ

商売をして稼ぐ事が可能になりました。

もちろん「ただHPを作れば儲かる」という

単純な話ではありません。

『他ではまだ満たされていない欲求』

を見つけ出す事が重要です。

ただしネット環境が安定した事により

小さい会社や個人に大きすぎるチャンスが

舞い込んできている事は確かだと思います。

例えば最近「面白いな」と思ったのは

コレ: http://www.akatonbo.jp/

HPを見てもらえれば解ると思いますが

ミニチュアランドセルを作る会社です。

日本の小学校は基本的に6年間です。

6年の思い出がたくさん詰まっている

子供のランドセルは捨てづらいと思います。

もしかしたらあなたも古いランドセルを

何年、何十年と押し入れにしまっている

のではないでしょうか?

「勿体なくて捨てたくない」けど

「使い道がないので邪魔」

このフラストレーションに目をつけて

ミニチュアランドセルを作るサービスを

始めたのがこの会社です。

彼らは古いランドセルを小さく再加工し

ミニチュアにしてくれます。

これなら邪魔になる事もなく

思い出も残す事ができます。

繊細で思いやりのある日本人らしい

素晴らしい発想だと思います。

そして次に面白いなと思ったのはコレ:

http://www.w-figure.jp/

本人そっくりフィギュアを作る会社です。

このページでは結婚式の記念品になっていますが

誕生日、結婚記念日、プロポーズなど、様々な記念日のプレゼントとして

多くの注文があるそうです。

大人になってから友人の誕生日や記念日に

「プレゼント何にしようかな?」

と悩む事が多くなりました。

「プレゼントをあげたい」 けど

「他の人よりも目立つ普通ではない物にしたい」

などと思ってしまい、記念日の度に悩んでいました。

しかし上記の『本人そっくりフィギア』は

私のこんな苦悩を解決してくれます。

もらった人も興味深くてうれしいと思います。

素晴らしいビジネスだと思います。…

重要なのはココからです。

なぜ私がこれらのビジネスを「面白い」と思ったのか?

それは誰でも出来るビジネスだからです。

帰省した時、私はこれらのビジネスを何気なく

親戚とおばあちゃんに話をした事があります。

すると親戚もおばあちゃんは笑いながら

「コレくらいなら簡単にできるよ」

と言い放ちました。

私の親戚は手先が器用で幼い頃から

プラモデルを作るのが上手でした。

おばあちゃんは裁縫が得意でしたので

昔から服や靴を自分で作っていました。

私もボロボロになった古着のジーパンを

よく直してもらっていました。

そんな彼女にとっては、

フィギュアやミニチュアランドセルは

「簡単に作る事ができる」の物なのです。

しかし「簡単に出来る」にも関わらず

彼らはこのビジネスを行っていません。

「なぜ出来るのにやらないのか?」

ここが問題でもあり私達にとっての

チャンスでもあります。

親戚やおばあちゃんはコピーを書いたり

集客をしたりHPを作る事ができません。

逆に、私は集客やHPの作成は可能ですが

ランドセルやフィギュアを作る事ができません。

ここで、お互いの得意不得意が一致します。

つまり一緒にビジネスを行えば

このビジネスは成立するのです。

『89歳のおばあちゃんと孫が一緒にビジネス』

なんて興味深いなと思いますし、これから

どんどん増えてくると思います。

またこういう話はマスメディアも好きなので

取材が来て爆発的に売れるかもしれません。

「ランドセル、捨てたくないけど邪魔だな…」

子供がいる方でしたら誰でも一度は

考えた事があるのではないでしょうか?

このようなフラストレーションは

世の中にゴロゴロ転がっています。

あとはこの不満を解決するために

足し算・かけ算をするだけです。

『ミニチュア』

なんて文化は大昔からあります。

『ランドセルが邪魔』

という不満も大昔からあります。

これを合体させただけで斬新で

儲かるアイデアになってしまうのです。

お金は目の前に転がっているのです。

大切なのは『考える』事です。

私はヘンリー・フォードさんという人が

大好きです。

彼は『自動車の民主化』という信念を持って

フォードという世界的自動車会社を創りました。

当時、自動車は大金持ちだけが乗れる

高額で高級な代物でした。

しかしフォードさんは「普通の人に乗らせて上げたい」

と思い、安く大量生産する方式を開発しました。

そのおかげで自動車は大衆に普及しました。

彼がいなければ、私達は車という便利な乗り物に

出会えていないかもしれません。

そんなフォードさんの名言です。

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私が豊かになれたのは世の中で最も過酷な仕事である

誰もやらない『考える』という仕事をしたからです。

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体を使って働くのはとても大変です。

でもフォードさんは『考える』事こそ

この世で最も過酷な仕事だと言います。

そして『考える』人が豊かになれると言います。

私達の目の前にはヒントがたくさんあります。

お金は目の前にゴロゴロ転がっているのです。

後はこの世で最も過酷な『考える』仕事を

「するか」「しないか」だけだと思います。

村上むねつぐ

追伸:ちなみに…

私が祖母と親戚にランドセルとフィギュアの

ビジネスを「一緒にやろう」持ちかけた時

彼らは「NO」と言いました。

それ所か

なぜか『やらない理由』を一生懸命探し始め

『言い訳』を真剣な顔で語り始めました。

身内の恥をさらすようで嫌ですが

彼らは経済的に豊かとは言えません。

大儲けは出来ないかもしれませんが

月に数十万円のプラスにはなると思います。

それなのに「なぜやらないのか?」

色々な恐怖や不安があったのだと思います。

彼らに「NO」と断られた時…

私は落ち込む事も怒る事もありませんでした。

逆にチャンスだ、と思いました。

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私以外の人も似たような問題を抱えているだろうから

彼らを行動させるノウハウを考えたらまた新しいビジネスが

生まれるぞ

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これが『考える』という事かもしれません。