加納晃の雑記ブログ

日々、気まぐれに言いたい放題、書いている雑記ブログです。

これから身元保証人が傍らにいない高齢者夫婦の不安

高齢者を支援している団体によると生活保護受給者の方では、

暮らしのサポートなどをしてもらっても

その費用が払える人がいるとのこと、

つまりその団体では毎年未収金が発生しているのです。

暮らしのサポートの実費の支払い

元来、行政の扶助とはこのような、

暮らしのサポートもおこなってこそ福祉であり、

ソーシャルワーカーケースワーカーなのではないでしょうか。


手がたらないというソーシャルワーカーケースワーカー

声が聞こえてきそうです。

それでも私たちは、一所懸命に取り組んっでいるのですと。


次に、高齢者が一人暮らしになる時が来ます。

ところが、一人暮らしの高齢者の周りには、

身元保証人として関わってくれる人がいないのです。

一人暮らしのお年寄りが、身元保証人がいなくて悩むケースですは次のような場合です。

・入院しても手術同意も輸血同意もしてくれる人がいないことに悩む

・有料老人ホームや高齢者専用賃貸住宅などに入居するときに身元保証人がいない

特別養護老人ホーム認知症対応グループホームへの入居時に身元保証人がいない



これらは、2000年に介護保険制度がスタートし、その段階で福祉関係法令の

措置制度が廃止されました。

これによって、身寄りが遠方・拒絶状態であるとか、

経済的に厳しい状態にある人が病院・養護老人ホームに入るときに、

区長や市長が同意さえすれば、その施設に入居できた「首長同意」もなくなりました。

自治体の首長による身元保証制度の消滅です。

これを廃止するに当たって、2000年から10年間は猶予期間が設けられ、


「10年間は移行期として首長同意を認めましょう」となりましたが、

2010年が過ぎて、措置制度の経過期間もおわり

身元保証をされていた人たちは、身元保証人がいない状態

特別養護老人ホーム老人保健施設への入居が続いています。

その人たちは、身元保証人がいなくても入っているのに、

これから入居する人は必要だという裏表の問題になるわけです。