加納晃ブログ

企業やメディアの真実隠しは国民の判断を誤らせます。これに無関心でいると日本は現在の欧米のように混乱の社会に突入します。善良なる国民であれば、もうこれ以上無関心を装うことはできません。

嘘を言うな、人を騙すな、正直であれ

読んで久しくなった、京セラの稲盛和夫さんアメーバ経営に再び目をとしている。

「嘘を言うな、人を騙すな、正直であれ」。これまでに、大企業が

虚偽の報告をするなどの不正や、会社業績を実態よりよく見せようとする

粉飾決算がおこなわれるなど不祥事が相次いだ。

真実をありのままに報告すれば不利益をこうむるので、

データを改漬して報告しようとか、不正を働いてごまかそうとか、

経営における倫理を守ろうとしない会社が数多く存在している。

 このような問題は、リーダーである経営幹部が自己中心的な行動をとらないよう、

自らを戒める倫理観が欠如していることに起因している。

それも、高度な哲学ではなく、「嘘を言うな、人を騙すな、正直であれ」といった、

小学校の子供が教わるような原始的で素朴な倫理である。

稲盛和夫さんは常々、リーダーとは、全き人格者でなければならないと言っている。

人格というものは、つねに変化するものである。人は、成功してちやほやされれば、

高慢になり、自分を見失うものである。

つねに自らを律し、研警積んでいなければ、高潔な人格というのは維持できない。

あらゆるリーダーは、集団を正しい方向に導くため、能力があり、

仕事ができるだけでなく、自己研讃に努め、心を高め、心を磨き、

すばらしい人格を待った人にならなければならない。

経営トップはもちろん、小単位組織のリーダーに至るまですばらしい人間性

備えることが必要である。と結論付けている。

この原理原則を何年たっても忘れてはならない。