加納晃ブログ

企業やメディアの真実隠しは国民の判断を誤らせます。これに無関心でいると日本は現在の欧米のように混乱の社会に突入します。善良なる国民であれば、もうこれ以上無関心を装うことはできません。

オリパラ/マラソン選手 道下美里さん奮起の言葉

お早うございます。

今朝のNHKで番組でパラリンピックの道下美里選手のリオでのパラリンピックで銀メダルに終わった悔しに涙したときの話が紹介されていた。

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道下美里さん

 彼女は小学生で目の病気にかかり中学生で右目の視力を失い、左目の視力もわずか。身長1m44cmと小柄だが、リオデジャネイロパラリンピックの女子マラソンで銀メダルを獲得。2017年の国内大会で世界新記録をマークし、東京大会では金メダル獲得を目指す。

その彼女が、リオで涙したときに伴走者(コーチ?)から言われてことばが

「難が無ければ無難な人生
 難が有れば苦難の人生
 難有ればこそ有り難し」

この言葉から口惜しさと落胆の底から立ち上がったと言います。

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 人生、誰しも、苦難に遭遇する時が有ります。そこで、投げやりになり放浪の人生を送るか、社会を恨んで生きるかそのような人も少なからず居るのかもしれません。

この言葉はとても今の私にスーッと入ってきました。腑に落ちと言うのでしょうか、勇気をいただきました。

 よく調べてみると、「難」を題材にしたこのテンポのいい標語は、大阪の寺院が集まる夕陽丘にある浄土宗のお寺のものだそうです。

「難」で思い出されるのが提婆達多(ダイバダッタ)。釈迦族出身で、お釈迦さまの弟子でありながら、師に背くこと幾度、ついには大逆人の烙印を押された人物です。

 手塚治虫さんの「ブッダ」にも出てきますし、「月光仮面」で有名な川内康範さんの作品「愛の戦士レインボーマン」にも主人公に超能力を授ける役として登場しますので、その名前を耳にしたことがある人は多いでしょう。

 そんなダイバダッタを、お釈迦さまは自分が悟りを得るために「難」を作り出してくれる存在として捉えます。「難有ればこそ有り難し」、まさに「有難い」存在だったと仰っているのです。

オリパラ東京でのマラソン、道下美里選手は自己日本記録を更新させさらなる高みに挑戦中です、皆さんと一緒に応援したいと思います。