加納晃ブログ

企業やメディアの真実隠しは国民の判断を誤らせます。これに無関心でいると日本は現在の欧米のように混乱の社会に突入します。善良なる国民であれば、もうこれ以上無関心を装うことはできません。

家内にペットを飼いたいと言うと、いつも"却下"と言われる私です。


高校教師を定年退職され、生涯一人暮らしを通した女性の話とペットの話です。


もう、5年ほど前になりますが、

ある精神科の病院のMSWから、私どもの団体に

Aさんと言う女性が、子供無し、両親はすでに他界で

これから転院したり、施設入居するのに家族さんが

近くにおらず『身元保証人』がいないので困っています。

"なんとか支援できますか" と言う内容の依頼が入ってきました。

結論は、私どもの団体と弁護士の両輪でAさんを『みまもり家族契約』で

日常の家族支援や現在の高齢者専用賃貸住宅への入居時の

身元保証人を法人として支えていくこととなりました。


当初、入院された病院のMSWから、Aさんの家には

ペットとして飼われていたラブラドール犬が、家に一人暮らしており

近所のBさんがお世話をしています。その辺のホローもよろしくお願いしますというものでした。


私どもの生活支援員が、このペットのラブラドール犬を見に行くと

ただ餌だけが与えられているだけで、あまり散歩も連れて行かれずに

超肥満と化していたようです。


ご近所さんと言うだけで

何の手間賃も払わないわけにはいかないと判断して

Aさんの了解のもと

餌代とお世話いただく手間賃として毎月3000円を届けることとしました。


ご近所さんの老夫婦Bさんは

SMWには、Aさんとは昔からの近所なので、『お世話はしておきます』からと

言っていたと言います。

しかし、1年近く経過してくると、担当の生活支援員に電話があり、今月分はいつ届けてくれるの

そして、『誠意がない』と、いろいろクレームめいたことを言い出してきたと言います。

生活支援員は困り果ててセンターに報告が上がりました。

それではと、所長さんがBさん宅を訪問しお礼を申し上げながら、

どの程度費用を準備させていただいたらよろしいかと尋ねると

5000円位はとのニュアンスであったので

後日、お届けすると、『誠意がない』ということをくどくどと言われたと言います。


それを聞いた私は、そのAさんの家へ行き『バロン』君と初対面しました。

その時のバロン君は、この写真 ↓

atomのブログ ~ シニア人生の歩み方 ~


Bさん宅に立ち寄りお礼を申し上げましたが、不満めいた顔をする始末。

ついに "分かりました"私共がお世話しますって言ってしまったのです!

それからが大変でした

息子と家内を説得する方法などを相談して家に連れて行きました。

家内に息子と私が『二人で交替で散歩も連れて行くし、

エサもウンッチの世話もしますとからと誓い ・ ・ ・ ・。

やっと、了解を得て

バロン君は我が家の一員に。

息子も私も仕事に追われバロン君の散歩は土曜日曜にする程度で・・・・・・。

一昨年、バロンは天国へ行きましたが、家内は自分の可愛い家族として世話を続けてくれました。

感謝しています。

言い忘れましたが、

当然餌代とかは一切受け取ってはいません。

それよりもなにより、バロンは私たちにいい思い出を沢山プレゼントしてくれましたから。シラー


それ以来、我が家にペットを飼いたいと言うと自分が世話をするのならいいけどねと言われ

悉く、却下となります。しょぼん