加納晃ブログ

企業やメディアの真実隠しは国民の判断を誤らせます。これに無関心でいると日本は現在の欧米のように混乱の社会に突入します。善良なる国民であれば、もうこれ以上無関心を装うことはできません。

保育園の園長として子供たちに接し

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友人の勧めもあって、とある保育園の仕事を手伝うこととなりました。

元来、子供に接するのは好きで、未来のある子供たちと一緒に居ると、こちらも活気あるエネルギーを受け元気がでて明るくなれたのです。

  就任してからしばらくすると、保育士さんから給与への処遇改善給付金の上乗せ支給の実施を求める申し出がありました。

 ことの経緯を確認するために事務局に確かめました。するとオーナーが支払いを止めていることが分かりました。

 保育士さんたちは処遇改善給付金は既に他の保育園では支払われているにこの園では未だに支払われていないことに不満があったのです。

行政へ相談に行くと言う保育士さんも居ましたので話を聞きながら「オーナーもまさか払わないことはないでしょう」と宥め理解を求めていました。

 オーナーとも話し合いを重ねましたが払うつもりはないようでした。

 それは園児に対して心ある保育に力を入れてもらうために保育士さんの給与面の不安は一日も早く解消すべきと説得に努めました。

数日於いて再度、オーナーにその保育士さんらの声を伝えると、オーナーから出た言葉は、園長は「保育士の声を聴きすぎるから・・・」と私を責める有様でした。

 現場で働く保育士さんが気持ちよく働けることを優先すべきとは考えないオーナーでありました。そして、園長はこの問題には拘わらないでほしいと言っているようにも受け止められました。そして、保育士さんの給与を抑え法人の利益を優先しているようでした。

 しかし、法律に基づいて支給されるべき処遇改善費を支払わないことは法律に抵触します。わたしは保育士さんは他の保育園に友人もおりソーシャルネットで繋がっている今日では給与面や労働条件について、情報交換が行われており、社会問題化しないうちに解決する方が先決と考えました。

保育士さんへの給与上乗せ支払い実施と園の法律順守を喚起するために進退を掛けることにしました。

 オーナーに面談し法律に基づいて期日までに支払うべきものを支払わないのであれば園長を辞する旨申し上げました。

2週間ほど経過しましたが、回答はなく支払う様子もなかったので、後任の園長候補を推薦して退職届を提出しました。

 保育士さんの中には園長は無責任という人もありましたが、保育士さんたちの給与支払いをさせるために取った行動は理解されなかったのでしょう。

 これが私の生き方なのです。ある意味不器用な生き方しかできないのです。