高齢者で気丈にお一人暮らしをされていた女性83歳Aさんが
お亡くなりになりました!
当然、私たちの仲間が弁護士とJLAとAさんとの三者間契約に
基づいて人生の最期までお世話をしました。
この三者間契約の折は、ご意思がしっかりされていましたが、
自宅で転倒してから大腿部の頚部骨折で入院となり、
その後、急速に体力が落ちて認知症を発症しました。
当然、JLAは家族代わりの支援団体ですから、入院の身元保証から、
衣類のお届や、入院中の諸雑費の支出を弁護士と連携して
最低限の金額を銀行からの出金し病院の会計課へ支払いなど
してきていました。
60日で退院となり、老健施設でリハビリをして
認知症対応のグループホームへ入りました。
残念なことに、意思能力は低下の一途をたどり
先日お亡くなりになったのです。
契約から3年たらずで、お別れをしたのです。
ここで、このAさんが残された遺産は1億円余でした。
この財産は、相続人がおられないことから国庫に帰属します。
世界には、また、日本国内でも経済的に大変な方々がおられます
日本政府は、一人暮らしでこの世を去られる方々の支援もせずに
例えば、先ほどの入院時や施設入居時の保証人も引き受けず、
高齢のAさんは、7年前に役所の足を運んで
身元保証を頼んでも門前払いであったと言います。
人生の仕上げで、心豊かに暮らしたいときに
何の手も差し伸べなかった
役所はこの遺産を国庫に入れていくのです。
何かしら、血の通わない日本の福祉政策に、
日々愕然としながら
仲間たちと毅然と立ち向かっています。