加納晃ブログ

企業やメディアの真実隠しは国民の判断を誤らせます。これに無関心でいると日本は現在の欧米のように混乱の社会に突入します。善良なる国民であれば、もうこれ以上無関心を装うことはできません。

どおして値段が下がらないのか落花生?

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【JR八街駅前の落花生モニュメント】
 落花生、戦中生まれの人は、南京豆と呼びます。この落花生がとても好きな方も多いのではないでしょうか?スーパーに並ぶ落花生は中国産が多く、封を開けてみると結構変形しているものや虫に食われているものが多く、農薬のせいか変色している落花生も少なくありません。何故このようなことを取り上げるか言いますと、わたしも落花生が大好物なのです。美味しい落花生をお値打ちに買って毎日食べたいと思っているからです。

やはり中国産はどのような農薬が使われているか分からないとの不安が拭い切れず購入を控えてしまいます。日本のメーカーはその多くを中国産に頼っているようです。その落花生を乾燥させ、煎って商品となっているのですが、商業主義の今だけ、カネだけ、自分だけになってはしないかと心配にもなります。日本のメーカーが落花生の生産農家を調査したり土壌の確認したり、農薬の含有量を検査するなど安全性を確かめているとは思えないからです。安価な落花生に飛びついて千葉産の人気に絢かって利益を手にしているのではと勘ぐってしまいます。

 日本で流通している落花生のの9割が海外産だそうです。つまり日本人で日本産の落花生を食べている人は僅か1割にも満たないようです。

そこで、国内産の落花生を調て見るとなんとその約80%が千葉県産の落花生となっていました。国内で収穫する落花生のふるさとは、九十九里浜の陽ざしと潮風、砂まじりの肥沃な土壌で、落花生に特別な香りと味わいをあたえてくれていると言います。しかし、その落花生は高価で50gで540円もの値段がついています。消費者は食したいがなかなか手控えてしまう価格です。この落花生について書いていきたいと思います。

目次

    国内農家でより多くの落花生を栽培していただき、より安価に国民の手に入りやすい落花生が求められていると思います。千葉県の落花生生産農家にも事情があるかもしれませんがこれでは国民にはなかなか手の届かない食物となっていきます。千葉県産落花生の流通革命を起こしてもらいたいと願うのは私だけでしょうか?

千葉県産の落花生では、有名な鈴市商店さんのホームページを見ると

千葉県優良県産品として推奨されたさや付き落花生千葉半立ち(ちばはんだち)は

落花生のコシヒカリとされ、最高品種「千葉半立」は千葉県で栽培された千葉半立(ちばはんだち)という品種を原料としているそうで

知る人ぞ知る「千葉半立」の味と香りは落花生のコシヒカリと呼ばれ殻を割った瞬間から香ばしい香りを感じられ、一口食べると「カリッ」と音を立て、同時に濃厚な香りとまるで乳製品のようなまろやかなコクが口全体に一気に広がるそうです。一度食してみたいものですが、消費者が求めやすい価格に出来る工夫を求めます。

千葉県落花生をお求め安く

鈴市商店さんでは、流通革命を起こしていただいているようです。原料の落花生を仲介業者を挟まずに、農家様から直接買い付け、そして効率的な落花生専用工場により国産の落花生を工場直販価格で全国へ発送いただいているようです。

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それでは農家の栽培において収穫量を増やす工夫をしていただけない物かと考えてしまいます。

農家の生産農法の改善は

生産量を増やしていただきたいと思う気持ちはさておき、落花生が千葉の特産になった由来に触れておきたい。

 落花生は南米が原産で、明治時代になって日本で本格的な栽培が始まった。1874年に政府が米国から種子を導入し、栽培を奨励。その2年後には山武郡南郷町(現山武市)の農家、牧野萬右衛門がいち早く試作に取り組み、これが県内での栽培の始まりとなった。その後も匝瑳郡鎌数村(現旭市)の戸長だった金谷総蔵が栽培や販売に尽力したことで知られている。

 背景には県北部の北総台地は火山灰が多く、作物の生産に適さなかったことがある。落花生はやせた土地や干ばつに強く、栽培の手間もかからない。ただ、農家には当初、抵抗があったという。落花生は名前の通り、花が枯れて落ちて実をつけるため「縁起が悪いとされた」。全国で唯一、落花生の育種を手がける県農林総合研究センター落花生研究室の雨宮昭彦室長は苦笑する。
 落花生研究室は育種素材として約1600種の種子を保有する。栽培の歴史と土地の条件に加え、昭和の品種改良が後押しした。特に1953年に県農業試験場(現県農林総合研究センター)が育成した「千葉半立」は栽培が容易で、収量も安定したことから県全域に広がった。60年以上を経た現在でも、県内の作付面積の66%を占め、主力品種であり続ける。輸入品の増加や栽培作物の転換などから落花生の生産は全国的に減少したが、産地となった千葉県は相対的にシェアが上昇していった

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 生産量は増やせるのではないかと思うが、やはり価格の安定を図るうえでこれ以上の生産拡大を手控えているのであろうか。

落花生の栽培時期とその方法

種まきから育苗、生育、収穫までの時期

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先ず、作付時期から画像でおっていくと

1. 落花生の種は、普段私たちが食べている落花生の実です。 

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2. 種をまいて1週間から10日ほどで芽が出ます。苗を育てます。

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3. 花が咲く株も出てくる時期です。

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4. 花が枯れると、子房柄(しぼうへい)がのびてきます。

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5. 土の中の様子です。

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好物の落花生、自家栽培できればいいのですが。

出典元:鈴市商店さんのサイト、サカタのタネ園芸通信さん、旅行・レジャー日本」の歩き方さん、四方山商店さん、NIKKEIさん、Hanana treeYouTubeチャンネルさん、Yahooショッピングさん。