加納晃ブログ

企業やメディアの真実隠しは国民の判断を誤らせます。これに無関心でいると日本は現在の欧米のように混乱の社会に突入します。善良なる国民であれば、もうこれ以上無関心を装うことはできません。

エンディング・ノートを考える

エンディングノートの重要性

 本人の意思の確認と大切な思い出の記録

 このエンディング・ノートは、これまでの自分の生き方を振り返りつつ、

老後はこうありたいとの願いを記すものです。

終末期を迎えるにあたり、自分の意思を家族に伝える手段として

すばらしいものだと思います。
 
家族にとっては、エンディングノートがあることで、

本人の明確な意思を理解でき、「こうしてあげればよかった」といった

後悔も少なくなるでしょう。

当然、遺言へもつながるため、親族間の無用なトラブルを避ける

手立てにもなります。

エンディング・ノートを書くことは、家族が自分の世話を

してくれるだろうとの期待感もこめられています。

じつはそれ以上に、身の回りのことや過去を振り返りながら

書いていくことで、絡まった感情が整理され、穏やかな気持ちになる

効果もあるのです。

ところが、夫婦二人の暮らしやひとり暮らしの高齢者にとっては

人生の最終章はこのようにと綴っていくのですが、記した願いを

誰に託せばいいのか戸惑う日を迎えます。

子どもがいても迷惑を掛けたくない。そう思いながら、

綴っている人も少なくないでしょう。

いくら書いてもその意思が実現されなければ

エンディング・ノートには意味がありません。